27日に投開票された衆議院議員選挙で、自民党と公明党を合わせた「与党」の獲得議席が過半数の233を下回る結果となりました。一方、野党の立憲民主党と、国民民主党などは議席を伸ばしました。自公が過半数割れとなるのは、旧民主党が政権交代を果たした2009年の衆院選以来で、石破政権は今後、一部野党などとの連携を模索する見通しです。また、自民党幹部は、政治資金事件に関連し「非公認」とした候補が当選したケースについて、「追加公認は当面行わない」という考えを示しました。自民党とともに議席数を減らした公明党は、埼玉14区で立候補した石井代表も落選しました。一方、立憲民主党は、公示前勢力の98議席を大きく上回り、小選挙区と比例代表で合わせて140議席を超えました。また、国民民主党は、28議席を獲得し、公示前の4倍に増やしたほか、日本維新の会が38議席、共産党が8議席、れいわ新選組が9議席をそれぞれ獲得しています。

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