陸上自衛隊(りくじょうじえいたい、英: Japan Ground Self-Defense Force、略称: JGSDF)は、日本の行政機関のひとつ。自衛隊のうちの陸上部門にあたる防衛省の特別の機関の総称である。日本語略称は、陸自(りくじ)。諸外国からは、Japanese Army(日本陸軍の意)に相当する語で表現されることがある。

概要
陸上幕僚監部並びに統合幕僚長および陸上幕僚長の監督を受ける部隊および機関からなる。各部隊および各機関は防衛省の特別の機関である。自衛隊法の規定によれば、主として陸において行動し、日本の平和と独立を保つため、直接及び間接の侵略に対する防衛を行うことを主任務とし、また、必要に応じて公共の秩序の維持に当たるものとされる。主に陸上自衛官で構成され、その最上級者は幕僚機関である陸上幕僚監部を統括する陸上幕僚長である。他国からは陸軍(Army)とみなされている。

平成28年度以降に関わる防衛計画の大綱では、常備自衛官150,875人と即応予備自衛官8,075人の合計158,950人、戦車約400両、火砲約400門と定数が設定されている。2023年(令和5年)3月末時点での陸上自衛隊の各装備の保有数は、戦車450両、装甲車980両、機動戦闘車160両、高射機関砲50両、ロケット弾発射機など40機、野戦砲(各種榴弾砲)370門、迫撃砲1,200門、無反動砲2,600門である。駐屯地等の数は163(駐屯地134・分屯地29)である。

令和4年度末の人員は、常備自衛官15万0500名、即応予備自衛官は7,981名で、年間平均人員は約15万8481名である。令和5年度の陸上自衛隊の予算は約1兆9120億円である。

シンボルマークは「日本列島を守るように抱える緑色の両手」、キャッチコピーは「守りたい人がいる」。

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