令和7年9月6日(土)、宮殿において、加冠の儀が行われました。

加冠の儀において、悠仁親王殿下は、天皇はじめ皇族男子が未成年の折に召される御装束である闕腋袍(けってきのほう)や天皇はじめ皇族男子が未成年の御装束をお召しの際に用いられる一種の額当てである空頂黒幘(くうちょうこくさく)等をお召しになって儀式に臨まれました。
この加冠の儀では、冠を賜うの儀において天皇陛下から賜った冠が悠仁親王殿下に加えられました。
この冠には、燕尾纓(えんびのえい)という纓(冠の装飾具)が取り付けられています。この燕尾纓は平安朝に用いられた纓の古い様式で、特に加冠の際に用いるものとして伝えられてきました。

我が国の皇室において、男性皇族の成年式として古来行われたのは元服儀礼であり、その確実な例は、和銅7年(714年)に聖武天皇が皇太子の身位にて14歳で元服された事例です。

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